一般的にマンション価格は、年月が経つにつれて下落していくものです。特に新築マンションは人が入居した途端、あっという間に2,3割も価値が下がってしまいます。広尾のマンション購入した方も、その辺りが気になっているかもしれませんね。しかし中には、年月を経っても値段が下がらない、むしろ様々な要因から価値が上がるマンションがあります。そのようなマンションは「ヴィンテージマンション」と呼ばれ、広尾や麻布にたくさんあることでも知られています。
広尾は開発されたのがかなり昔なので、広尾マンションを購入する場合はどうしても大半が中古マンションになります。だからこそ広尾でのマンション購入を検討している方は、ぜひ知っておいていただきたい情報です。
高級住宅街で知られている広尾や麻布ですが、なぜヴィンテージマンションが多く、またどうして何十年も経っても値崩れを起こさないのでしょうか。この記事では、広尾でのマンション購入希望者が後を絶たず、マンションが値崩れしない理由に迫っていきます。
広尾はヴィンテージマンション数ナンバー1
東京カンテイの調査によれば、広尾は日本で最もヴィンテージマンションが多い地域です。そのため広尾でマンションを購入する際は、どうしても中古マンションになります。広尾のマンションが単なる「中古ンマンション」ではなく人気が落ちない「ヴィンテージマンション」と呼ばれる理由は、都心でアクセスが良いことはもちろん、様々な種類のスーパーや公園が多いなど住みやすい住環境が整っているためです。
広尾は渋谷区にありながら、渋谷区全体の犯罪件数の2%しかありません。年間を通しての犯罪件数は34件と、都内にありながら低い数値を誇っています。広尾には大使館が多く点在していることから、警備体制がしっかりしているのが犯罪件数の低い理由の1つです。日本に初めてアメリカの公使館(※後の大使館)が置かれた麻布も広尾と同じく、安全性の高い地域となっています。この治安の良さが理由で、広尾でのマンション購入を検討する方も多いことでしょう。
またこのエリアは高所得者が多いことからも高級感あふれる飲食店が多く、街全体が国際色豊かな雰囲気であるのも特徴。さらに東京都や日本赤十字社が運営している大きな病院もあるので、小さな子供から年配の方まで安心して住むことができます。足を踏み入れた人はついつい広尾にマンションを購入したくなってしまいますよね。
大きな公園がいくつもある環境の良さに加えてこのような様々な施設の充実も、広尾でマンションを購入する際に値崩れが起きない大きな要因となっています。
広尾でのマンション購入希望者必見!マンションが値崩れしないさらなる理由
広尾や麻布の中古マンションが値崩れをおこしにくいのには、他にも様々な原因がありますのでまとめてみましょう。
値崩れしない理由1:立地
不動産は立地が何よりも大切で、つまりその物件の価値を大きく左右させます。広尾でのマンション購入希望者も必ずチェックしているところです。「良い立地」というのは、以下のようなポイントを押さえた土地です。
● 交通の利便性
● 生活の快適性
● 安全性
<交通の利便性>
都心に近づくほど家賃は高くなる傾向にありますよね。それは交通の利便性が大きい理由です。広尾駅なら東京駅へ20分程度、渋谷駅へは15分程度で行くことができます。広尾のマンション購入希望者がまず最初にチェックするところですね。
そして多くのヴィンテージマンションが、駅から徒歩で5分以内のところにあるのです。交通の利便性が良いと無駄を省くことにつながり、当然「良い立地」という評価になります。
<生活の利便性>
「生活の快適性」一つは、広尾ガーデンヒルズのように大都会にいながら自然を感じられる環境です。まるで小旅行に来たかのような豊かな自然は、仕事や日常から瞬時で切り替われる、とても貴重な空間と言えます。
そして身近にスーパーや病院などの生活に便利なものが多くそろっていることも重要な要素です。特に麻布はスーパー激戦区とも言われていて、成城石井や明治屋をはじめとした高級スーパーから、まいばすけっとやダイエーなどの安さが売りのスーパーも点在しています。
こういった都会とは思えない自然の多さやスーパーの多さなどは、広尾でマンションを購入した方が決め手として挙げることも多い条件です。
また犯罪が少ないことは、その土地の人気を高める大きな要因です。特に女性の単身や小さな子供と住みたい街は「安全・犯罪件数が少ない」というのは必須条件。この辺りのセキュリティの高さも人気が衰えない理由になりますね。
交通の利便性と生活の快適性、安全性の3つの要素が重なった立地は非常に価値が高くなります。広尾や麻布はこの3つを、バランス良く兼ね備えていると言えるでしょう。
値崩れしない理由2:物件
立地だけでなく、いつまでも高い価値をキープできるヴィンテージマンションに重要なのは物件そのものの造りです。築年数が30年以上も経つと外観も部屋の内装も古く感じるのが普通ですが、広尾でのマンション希望者はこういった趣のある造りにも魅力を感じています。つまり、年数を経ても古さを感じさせない物件こそ価値が下がらない重要なポイントなのです。
広尾ガーデンヒルズは1984年から1986年にかけて竣工され、築年数は30年以上ですが、今でも変わらぬ高級感・重厚感が感じられ、広尾でのマンション購入希望者が後を絶ちません。またヒルによっては24時間警備員やコンシェルジュが滞在し、レストラン・銀行やクリニックまであり、まさに一つの「街」。
また、建設当時は3LDKでは60㎡が一般的だったにも関わらず、ガーデンヒルズの物件は70㎡以上。これは30年前にはとても先進的な造りだったことが伺えます。もちろん眺めが良いことや南向きであることなどで、物件の価値は上がります。こういった点が、広尾でのマンション購入者が減らない、つまりマンションの価格も上昇している理由なのです。
値崩れしない理由3:マンションの管理体制
ヴィンテージマンションにおいて重要なポイントは、「マンションの管理をしっかりされているか」ということです。広尾でマンションを購入する際には必ずチェックしましょう。築年数が経つにつれて配管などが老朽化していくのはどうしようもないこと。これらの管理体制が整っているかどうかは、価格が下がらないヴィンテージマンションになるかどうかの一つの大きな基準になります。
「マンションの管理」といっても様々で、週に何日か管理人がいるだけのところから、24時間体制、細かな老朽も見逃さないきめ細やかさがあるかどうかなど、マンションによって管理の質も全く異なります。マンションの管理を専門とする資格、マンション管理士などが存在するのは、マンション管理に特別な知識や技術が必要だからです。広尾マンションを検討する際には、ぜひ知りたいポイントですね。
管理費用は基本的には住居者の負担です。高級住宅街であれば高額な管理費を払える家主も多いことから、手厚い管理でマンションが守られるという好循環が生まれます。管理にかけるお金が多ければ老朽化などの対策も素早く行えるので、マンションを綺麗な状態で維持できるのです。広尾でマンションを購入している方々が高所得者が多いことから、このエリアのマンションは年数が経過しても非常に良い状態を保っているのです。
まとめ
値崩れしないマンションというのは、一言で言えば、誰もが住みたいと思えるようなマンションです。値段に変動を起こすのは需要と供給のバランスになります。そのため需要が高くなれば値段は上がっていきます。広尾はそもそもマンション購入希望差が多いエリア。中でも広尾のマンションの象徴とも言える「広尾ガーデンヒルズ」を例にとれば、住みたい「需要」が高く、部屋売りに出したい「供給」が少ないため、築年数が経っていても高値で取引されているのです。
広尾や麻布は立地が良く外国のような特別な街並みであることから、大使館関係の外国人をはじめ多くの高所得者が集まる街になりました。広尾でのマンション購入希望者も似たような方が多いでしょう。古いマンションも管理費をしっかりとかけて丁寧に管理されていることから、広尾は価値の高い「ヴィンテージマンション」の数が1番になったのです。広尾や麻布の中古マンションが値崩れしない理由は、その立地の良さに加えマンションの管理にしっかりとお金をかけられることが理由になります。