広尾ガーデンフォレストの資産価値

広尾ガーデンフォレストは、2009年にできた広尾を代表する超高級マンションです。敷地は東京ドームの2/3と非常に広大で、その名の通り森のように緑豊かな環境です。

築10年以上経った今も価格が上がり続けているガーデンフォレストですが、2063年には更地にして日本赤十字社医療センターに土地を返さなければならないという条件があります。

この記事では、広尾ガーデンフォレストの特徴や資産価値などを中心に紹介します。

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広尾ガーデンフォレストの特徴

広尾ガーデンフォレストは広尾ガーデンヒルズと並び、広尾を代表する超高級マンションです。しかしセキュリティ体制は誰でも気軽に入れるガーデンヒルズとは全く異なり、24時間体制の警備やコンシェルジュなど警備や受付までしっかりとしていて、5つのセキュリティを通らないと部屋までたどり着くことはできません。

地下駐車場に駐車するときはセキュリティチェックがさらに大変になります。それまでは最高棟とされていた六本木ヒルズレジデンシャルより強固なセキュリティとも言われていて、誰もが憧れる最高峰の高級マンションです。またあえて緑豊かな環境にしているため、外からは建物の様子を見ることもほぼ不可能。このようなセキュリティ性の高さから、多くの知識人や芸能人が住むマンションとしても有名です。

広尾ガーデンフォレストの資産価値とは

広尾ガーデンフォレストの資産価値は、広尾ガーデンフォレストが他の高級マンションと一味違ったマンションであることを知るとわかるでしょう。広尾ガーデンフォレストは、以下のような特徴があります。

・東京ドーム2/3もの広大な敷地の大半が緑に囲まれており、また中央には小川が流れる自然に包まれたマンション

・24時間セキュリティが常駐する門から中に入り、下手にたどり着くまでには合計5回のセキュリティチェックが必要

・「24時間医療相談可能」「毎週土曜日の健康チェック」といった、日本赤十字社医療センターとの医療連携

・4つのレジデンスごとにコンシェルジュが常駐

・マンションの共有スペースやキッチンなど、大理石などを使った重厚感ある造り

・2009年に建てられたため、2019年現在の最新の耐震基準を満たしている

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これはあくまで一部の特徴になります。室内乾燥やCATV、宅配ボックス、いたるところに設置されている防犯カメラなどのようなものはもはや当たり前と言っても良いでしょう。また敷地が非常に低いため、敷地内には30台のレンタルサイクルもあります。

広尾ガーデンフォレストは新築時よりも現在の方が高額で取引が行われています。しかし広尾ガーデンフォレストは、定期借地権付分譲マンションです。50年後には建物を全て壊し更地にして、日本赤十字社医療センターに返さなければなりません。期限は2063年です。

現在は築10年が経過した時点なので、今後は価格も変わっていくでしょう。もちろん定期借地権付分譲マンションは、一般的な分譲マンションよりも安価で購入することが可能です。

しかし広尾ガーデンフォレストは、高級な造りや高級ホテルのようなサービスのため、新築時から現在も高い値段で販売されています。

広尾ガーデンフォレストの購入を考えるなら定期借地権付分譲マンションであることを頭に入れておきましょう。

天然記念物が敷地に植わっている

広尾ガーデンフォレストは四方を4つのレジデンスが囲んでいます。その中心にあるのがセンターフォレストです。マンションの敷地全体はもちろん、センターフォレストには多くの木々で囲まれ、中央部分には小川まで流れています。

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そしてこのセンターフォレストに、渋谷区の指定天然記念物である大銀杏が植えられています。この大銀杏の樹齢が約500年ということで、広尾ガーデンフォレストの象徴と言えるでしょう。

芸術感性を養える広尾の美術館

広尾は渋谷区と港区の間くらいにあるため、歩いていると渋谷区内だったり港区だったりと、住所が入り交ざっていることに気づくでしょう。渋谷は若者の文化の象徴でもあり、港区は都内でも最高級住宅地として知られます。お隣の六本木には国立美術館などの歴史的価値のある芸術品に触れる場所があり、その両者にはさまれた広尾には、独自の芸術文化が根付いています。

ここでは広尾周辺の有名な美術館を紹介します。一風変わったスポットもありますよ。

◆森美術館

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森美術館は六本木を代表する美術館で、六本木ヒルズの中にあるため毎年多くの来場者が訪れます。森美術館の特徴は、多くの美術館が古典的な美術品を展示するのが一般的な中、美術や芸術に興味のない、一般の人の興味をそそる展示を多く開催していることです。

例えば週刊少年ジャンプの展示やドラえもんの展示など、全く芸術に興味のない人や子供でも興味を持つような展示が多いため、美術館の登竜門的な存在ともいえるかもしれません。

もちろん古典的な展示も開催しており、ジャンルにとらわれないのが森美術館の魅力でしょう。

◆エマーユ七宝美術館

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エマーユ七宝美術館(EMAUX MUSEUM)は、広尾から徒歩15分程度の場所にあるエマーユ専門の美術館です。エマーユとは、フランス語でエナメル七宝と呼ばれる芸術品のこと。七宝とは金属工芸の一つで、伝統的な技法により美しく輝くガラスのようなもので、古来から美を求める人々から宝石と同じくらいの価値があるものとして重宝されてきました。

その美しさに魅了された宝石鑑定士の梶光夫氏が1980年代にパリのアンティークショップで出会ったがエマーユにほれ込み、多くのエマーユを購入して美術館を創立したのが始まりです。梶氏はエマーユとの感動の出会いを、このように記しています。

私とエマーユとの出会いは、1980年頃にまでさかのぼります。
当時、ジュエリーアーティストとして他にはない自分独自の新しいジュエリーを生み出したいと模索し、創作のテーマを求め渡欧を重ねていた時のことでした。
パリでのある寒い日の夕方、ふと立ち寄ったサンポール近くの小さな骨董店で私はエマーユと運命的な出会いをしたのです。それは店のかたすみに置かれた古びた宝石小箱でした。長い間置かれていたのでしょうか、うっすらと埃がかぶっていたのですが、その小箱を手に取り、そっと埃を払うと、蓋の中央の円形フレームから美しい女性像が浮かび上がってきました。
(エマーユ美術館 公式ホームページよりhttp://emaux.jp/emaux/

ここは日本で唯一のエマーユ専門の美術館です。まるで中世ヨーロッパにタイムスリップしたような不思議で美しい空間なので、近くを通った際にはぜひ足を運んでみてください。

◆山種美術館

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エマーユ七宝美術館から徒歩で3分くらいのところに山種美術館があります。1966年に開館した日本画専門の美術館で、日本で初めての日本画専門美術館として知られています。「品位と格調のある建物」として設計された山種美術館は、館内にカフェやミュージアムショップもあり、美術展を見に来た人だけではなく近隣を散歩している人が憩う場所としても人気を集めています。

山種美術館を創立した山崎種二の「美術を通じて社会、特に文化のために貢献したい」という思いが詰まった美術館でもあります。様々な日本画家の絵を扱った企画展は度々話題になりますが、半世紀に渡って日本画を収集し、研究し、広める活動を行っています。

◆白根記念渋谷区郷土博物館

白根記念渋谷区郷土博物館は、渋谷区にある郷土博物館で1975年に開館しました。渋谷区と言っても広尾駅からも徒歩15分程度の場所にあり、渋谷区議会議員だった白根全忠の邸宅を元に建設され、渋谷区に関する歴史的な展示がされています。

渋谷の郷土学習の窓口として、学校教育や生涯学習との連携を図りながら、講演会や歴史文化財講座、文学講座、体験学習講座、散策などを開催していて、渋谷区内から発掘された江戸時代の道具や縄文土器に触れることもできます。

今では渋谷は若者の流行の発信地ですが、このような形で発展してきたのはここ半世紀弱のこと。旧石器時代から中世の様子や、江戸時代に農村と都市部の中間地として栄えていた時代の風景、さらにはここ数年続けられる再開発工事で変わりゆく渋谷駅周辺の写真など、様々な時代の渋谷を知ることができます。

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