2009年に建てられた広尾ガーデンフォレストは、東京ドーム2/3ほどの巨大な敷地に建てられたまるで森のような緑豊かな環境と、日本トップクラスのセキュリティが特徴の高級マンションです。2063年には更地にして日赤に土地を返さなくてはならない借地権付き物件であるにも関わらず、未だに価格が上がり続けています。
人気の高い広尾ガーデンフォレストですが、どのようなコンセプトがあり、どのように住みやすいのでしょうか。この記事では、広尾ガーデンフォレストの魅力を紹介します。
広尾ガーデンフォレストの特徴
広尾ガーデンフォレストは、4つのレジデンスというエリアによって構成されたマンションです。桜レジデンス、楓レジデンス、白樺レジデンス、椿レジデンスは竣工された時期に違いはありますが、どれも高い人気を誇っています。
広尾ガーデンフォレストのコンセプト
「広尾ガーデンフォレスト」という名前や4つのレジデンスにつけられた名前からわかるように、広尾ガーデンフォレストは自然をコンセプトに設計されたマンションです。敷地は29,000㎡と東京ドームの2/3もあり、フォレストという名の通り、森のような広大な自然が広がっています。24時間セキュリティに守られた重厚なゲートを抜けると、中央に小川が流れる「センターフォレスト」があり、そこは住民の憩いの場となっています。ここまで自然と人が融合するマンションは、他にはなかなか無いのではないでしょうか。
また椿レジデンスや白樺レジデンスなどの各住居エリアは、マンションの周囲も木々で囲まれている場所が多く、外からの目が全く気にならないほど木々で覆われています。広尾ガーデンフォレストの最大の魅力はこの自然にあるでしょう。そして木々は成長していきますので、今後さらに森にたたずむマンションになっていくのでしょう。
このように強固にプライバシーに守られた環境から、ここに住んでいるのでは?と多くの芸能人の名前が挙がるのも納得ですね。
日赤と連携していてサービスが充実
広尾ガーデンフォレストの一番の特徴として挙げられるのは、「日本赤十字社医療センターから期限付きで借りている土地に建てられている特質をいかし、日赤としっかり医療提携したマンション」ということです。すぐ隣に位置していることもあり24時間医療に関する相談を受け付けていますし、毎週土曜には看護師がマンションを訪問し、健康診断まで行なってくれます。これは高齢者はもちろん、なかなか病院へ行く時間が取れない働き盛りの世代や容態がすぐに急変する小さな子供を育てる親にとっても嬉しい環境です。
この広尾の日赤は、「日本赤十字社」の中央医療センターであり、唯一の本社直轄病院です。日赤の前身である「日本赤十字病院」が現在の場所に移転したのは1891年(明治24年)のことで、いかに歴史があり、日本の医療を牽引してきた病院かが分かりますね。1949年以降皇后さまが名誉総裁に就任されていることでも有名です。
このような信頼できる医療施設と連携しているというのは、広尾ガーデンフォレストの大きな魅力と言えます。
広尾ブランドもあり住みやすい
広尾ガーデンフォレストの価値を高めている要因は、マンションだけではなく「広尾」という街の住みやすさも大きく影響しています。明治以降、武家屋敷の跡地がどんどん大使館に変わり、今では数十もの大使館が立ち並ぶ街となりました。
その結果、大使館の警備強化のために街全体も非常に治安が良く、そこに惹かれて多くの外国人や日本人の高所得世帯が住んでいます。そして広尾の魅力は「高級感」と「庶民的な雰囲気」がうまく融合していること。広尾には輸入食材を中心に扱う高級スーパーが複数ある上に、さらには庶民的なスーパー、商店街までいくつも立ち並び、まさに「生活がしやすい」場所でもあるのです。これらの魅力が「広尾ブランド」と呼ばれる憧れの街となっています。
広尾ガーデンフォレストの特徴は強固なセキュリティと高級感あふれるつくり
広尾ガーデンフォレストは、広尾を代表する最高級のマンションです。また広尾ガーデンフォレストは、隣の広尾ガーデンヒルズなどとも比べものにならないほどセキュリティが強固で、巨大な門扉には24時間守衛さんが常駐。さらに敷地内にも常に警備員が見回り、最大5回のセキュリティチェックを通らなければ部屋にたどり着けません。またオートロックや至るところに設置された防犯カメラが不審者の侵入を一切許しません。
自然や医療、セキュリティなどの要素が含まれたマンションは、最近流行りの超高級マンションにはない魅力となっています。
また広尾ガーデンフォレストは、エントランスから高級感があふれています。部外者はとても侵入できない重厚感のある門は大理石を基調につくられ、キッチンにも大理石や御影石を利用しています。共有スペースや廊下なども含めて「高級マンションンのお手本」とも言われるつくりになっています。リーマンショック後に建てられたマンションはなかなかここまで高級感があるものは少ないので、そういった意味でも非常に貴重なマンションと言えるでしょう。
広尾ガーデンフォレスト周辺の病院情報
広尾には日本赤十字医療センターを含め、大小合わせて多くの病院があります。ここでは代表的な病院を中心に紹介していきます。
◆日本赤十字社医療センター
広尾ガーデンフォレストと医療提携していることが魅力の一つにもなっていた日本赤十字社医療センター。実は日本赤十字社の本社が直轄で運営する唯一の病院です。現在の場所に移転してきたのは1891年(明治24年)と非常に歴史が長く、日本の医療を牽引してきた病院と言えるでしょう。
日赤と聞くと、特別な病気や重い病の人がかかる病院というイメージですが、風邪などの一般的な症状の診療も受けることが可能です。元々日赤の土地を借りて建てられているという強い関係性から「24時間医療相談ができる」「毎週土曜日の健康相談」という特別な待遇があり、これらは住民にもとても評価が高いサービスになっています。
◆都立広尾病院
都立広尾病院は1895年(明治28年)に建てられた病院です。医師や看護師、事務なども含めて650名以上もの職員がいる、広尾周辺の中でも非常に大きな病院の一つになります。救命救急センター、救急診療科をはじめ、内科や小児科、循環器内科や外科などの一般的な科に加えて血液内科、感染症内科、輸血科などの専門的な科もそなえています。
特徴的なのは、災害医療に力を入れていることです。都立広尾病院は、災害医療センターという位置付けになっていて、災害時には積極的に医療に携わる病院でもあります。また屋上にはヘリポートがあり、伊豆諸島のヘリコプター救急を受け入れています。
基本方針として「患者中心の医療の実践」「365日24時間の安心」「チーム医療による総合力の発揮」「医療連携の推進」「安定した経営基盤の確立」の5つを掲げ、日赤と並んで100年以上にわたって地域住民の健康を守る病院として信頼されています。
◆心臓血管研究所
公益財団法人が運営する「心臓血管研究所・付属病院」は、半世紀以上の歴史を持つ循環器系の医療が整った病院です。第一生命保険株式会社が、「循環器の疾患が日本国民の死亡率の上位を占め、益々増加が見込まれるにも関わらず専門研究機関が足りない」ことに気づき、巨額の資金を寄附して1959年に財団法人をつくったのが心臓血管研究所のはじまりです。
「心臓血管」と聞くと心筋梗塞の治療のイメージが浮かぶと思いますが、心臓周りのあらゆる疾患、狭心症・心筋梗塞・心不全・心臓弁膜症・不整脈・大動脈疾患・末梢血管疾患などの治療を中心に、最新かつ最良の医療を提供している病院として知られています。研究所も併設しているのも大きな特徴なので、治療と研究がとてもいいバランスで循環し、最新医療の提供へとつながっています。
またそういった救急の対応のみならず、広く循環器に関わる治療や勉強会、外来を行っているのも特徴で、「SAS睡眠時無呼吸症候群の相談」「息切れ外来」も行っており、ちょっとした体の疲れを気軽に相談できる病院でもあります。