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不動産投資も対象?タイの長期ビザ取得条件やメリットまとめ

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不動産投資も対象?タイの長期ビザ取得条件やメリットまとめ

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タイは、投資先や移住先として世界中の人々から人気のある国です。そのため様々な種類のビザや特典などが充実しています。中でも現在多くの外国人から注目を集めているのは、去年誕生したばかりの「タイ長期滞在者(LTR)ビザ」です。このビザは新型コロナウイルスにより打撃を受けたタイ経済の改善策のひとつであり、投資家や専門家も視野に入れた内容となっています。タイ政府は今後5年間で100万人のLTRビザ取得を目標に掲げています。

本記事では「LTRビザ」と、同じくタイ長期滞在ビザで人気のある「タイランドエリートビザ」の2つについて、取得条件やメリットを紹介します。

不動産投資も対象!新たに誕生した「タイ長期滞在者(LTR)ビザ」

タイは2022年9月より、海外の富裕層や投資家、特定の技術や才能を持つ専門家などをタイに呼び込むために、長期滞在ビザである「LTRビザ(Long-term resident visa)」の発給を開始しています。より多くの外国人居住者を誘致し、タイ国内の消費や投資を活性化させることが狙いで、取得条件の一部に規定額以上のタイ不動産投資が挙げられています。

タイ長期滞在者(LTR)ビザの取得条件

対象者枠は、主に4つです。各々に取得条件が設けられています。

前提条件として「5万ドル以上の健康保険」「タイでの入院費・治療費を保証する社会保障」「10万ドル以上の銀行預金」のいずれかが必要です。

①富裕層の外国人
・100万ドル以上の資産を持っていること
・直近2年の年間個人所得が8万ドル以上であること
・タイ国債や海外直接投資、またはタイ不動産投資を50万ドル以上していること

②50歳以上の裕福な年金受給者

・申請時の年間個人所得が8万ドル以上であること
・申請時の年間個人所得が4万ドル以上8万ドル未満である場合、タイ国債や海外直接投資、またはタイ不動産投資を25万ドル以上していること

③タイを拠点とする専門家

・直近2年の年間個人所得が8万ドル以上、または年間個人所得が4万ドル以上8万ドル未満である場合、修士号以上の学歴取得者、知的財産の所有者、シリーズA(※1)の資金調達者のいずれかであること
・雇用主の場合、出身国で上場会社または創業3年以上で、直近3年間の売上高合計が1億5,000万ドル以上であること
・直近10年間で5年以上、現職の関連分野で実務経験があること

(※1)投資家がスタートアップ企業に投資する段階の1つで、投資ラウンドはシードあらシリーズCまでの5段階に分類されています。

④高度技能を持つ専門家

・直近2年の年間個人所得が8万ドル以上、または年間個人所得が4万ドル以上8万ドル未満である場合、科学技術分野の修士号以上の学位かタイでの職務に関連して高度な専門知識を有する者であること
・タイが今後注力したい産業(※2)に従事、またはタイの政府機関、高等教育機関、研究機関、専門教育機関のいずれかに勤務していること
(ただしタイの政府機関や国営組織に勤務する場合、所得条件なし)

(※2)タイ政府は国家指針「タイランド4.0」で、電気自動車やロボット・バイオなど12の産業を注力産業と指定している。

タイ長期滞在者(LTR)ビザのメリット

LTRビザは、タイでの生活や就労を目指す外国人に対して様々な特典を提供するタイ居住ビザです。ビザ保有者当人だけでなく、扶養家族にもメリットがあります。具体的には以下のような特典が得られます。

10年更新の在留資格

有効期間5年・最長5年延長可能で、最大10年間タイに居住することが可能です。

タイで労働が可能

タイで外国人が働く際に必要な許可証「ワークパーミット」の取得が可能です。

所得税率の軽減

富裕層の外国人、50歳以上の裕福な年金受給者、タイを拠点とする専門家は個人所得税が免税。高度技能を持つ専門家は個人所得税が17%に減税されます。

配偶者や子供も長期ビザ取得が可能

LTRビザ保持者1名につき、20歳までの子供を含む扶養家族4人まで同内容のビザを取得できます。

90日レポートを1年に延長

タイ長期滞在者は90日ごとに滞在申告をする必要がありますが、LTRビザは1年に1度申告すれば問題ありません。また、再入国許可申請は免除となります。

タイ人の雇用義務なし

雇用主に課せられる「外国人労働者1名につき4名以上のタイ人の雇用」が免除となります。

富裕層向けの「タイランドエリートビザ」もおすすめ

タイランドエリート会員になると発給されるタイランドエリートビザは、タイの居住ビザの中で最も長い期間滞在することができます。会員有効期間は最長20年です。タイランドエリートプログラムは2003年に始まったサービスで、ビジネス従事者や投資家、デジタルノマド、退職者など、タイでの生活を希望する外国人のタイ長期滞在や移住を可能にしました。

タイランドエリートビザの取得条件

タイランドエリートは基本的に年齢や収入の制限などはなく、タイ国外からでも申請することが可能です。ただし、以下のような条件を満たしている必要があります。

・タイ受入国の外国人パスポートを持っていること
・タイでのオーバーステイ記録がなく、入国管理法によりタイでの滞在が許可されていること
・精神障害、能力不足または準能力不足と宣告されていないこと
・過失犯罪を除き、どの国でも禁固刑の判決を受けたことがないこと
・破産宣告を受けたことがないこと

タイランドエリートビザのメリット

タイランドエリートビザには会員資格に応じた特典が付いていますが、主には以下のようなメリットがあります。

・タイ居住が最長20年可能
タイランドエリートビザは5年更新のマルチプルビザで、有効期限20年の会員は4回発給されます。会員有効期限は5年、10年、20年から選ぶことができます。

・年間ビザを簡単に延長できる
5年間に何度でもタイに入国でき、毎回1年間の滞在許可が得られます。また1年後に出国予定がなければ、5年・10年・20年など会員資格に応じて、簡単な手続きのみで滞在延長も可能です。

・その他多くのお得な特典が付いてくる
グレードによって多少異なりますが、他にも様々な特典が得られます。タイでの銀行口座開設が簡素化されたり、年1回の健康診断が無料で利用できたりします。ゴルフ場やスパ、旅行代理店など豊富な割引特典も利用可能です。

まとめ

タイランドエリートビザは取得条件が少なく、料金を支払いさえすれば最長のタイ滞在が可能な上に豊富な特典も受けることができます。ただし高額出費となるため、コスト面においてはLTRビザの方が優位です。LTRビザは、タイでの不動産投資が対象だったり就労許可証の取得が可能だったりと、エリートビザにはない魅力も多く、人気のある選択肢となっています。タイの不動産投資や海外移住をお考えの方にはメリットが大きいビザといえるでしょう。

タイでの不動産投資や海外移住について疑問や相談事などがありましたら、現地にオフィスがあるリスト サザビーズ インターナショナル リアルティにお任せください。日本語・英語・現地語に対応し、お客様の物件探しをサポートいたします。

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