アジアコラム
COLUMN
マニラの注目都市「ボニファシオ・グローバルシティ」とは?
フィリピン経済の急発展を象徴するような都市、ボニファシオ・グローバルシティ(BGC)。もともとはフィリピン軍駐屯地跡地でしたが、その広大な土地をビジネス街・高級住宅地として再開発。現在では高層コンドミニアムや高級ホテル、商業施設などが次々とオープンし、数多くの大手企業もオフィスを構えるエリアとなっています。
本記事では、近未来都市として世界中から注目されているボニファシオ・グローバルシティについて詳しく紹介します。
1995年にボニファシオ・グローバルシティの開発計画は開始されました。広大な土地をデザインした上で開発が進められたため、都市全体が統一されたデザイン設計となっています。
道路は広く碁盤の目のように舗装され、電線はすべて地下に埋められています。フィリピンの街でよく見かけるジプニー(乗り合いタクシー)やトライシクル(乗り合いバイク)の立ち入りは原則禁止です。都市内に一定の緑地スペースを設けるなど環境を保つためのルールが数多く決められており、澄んだ空気と緑の多い街並みが保たれています。
また、都市の地下には巨大な貯水槽も完備。洪水が起こらない工夫がされており、住環境としても非常に魅力のあるエリアです。
美しく整備されたボニファシオ・グローバルシティは、一般的な発展途上国としてのフィリピンのイメージを覆すほど、近代的な都市となっています。
フィリピンの中でトップレベルに治安の良いエリアです。日本人を含め、外国人駐在員や富裕層が数多く暮らし、街のいたるところには24時間体制で沢山の警備員が常駐しています。防犯への最低限の配慮は必要ですが、女性でも夜のひとり歩きがしやすく、安心して過ごすことのできる環境が整っています。
また、ボニファシオ・グローバルシティは地元企業や外資企業のオフィスなどが集まるビジネス街でもあります。生活用品店や飲食店などの商業施設も立ち並んでおり、夜も明るく人通りが多いです。インフラ面の整備も進んでおり、交通の利便性が高まればさらに都市内の人口が増えて活気づくことが予想されています。
ボニファシオ・グローバルシティは、フィリピン最大のビジネス街であるマカティ市の隣、タギック市内にあります。渋滞がなければ、マカティ市までは車で20~30分程度で、高架鉄道MRTアヤラ駅近くからはボニファシオ・グローバルシティ行きのバスが出ています。ニノイ・アキノ国際空港までも渋滞がなければ車で約20分と多方面へのアクセスが優れています。また、第二の経済中心地といわれているオルティガス地区へは、両エリアを繋ぐカラヤン橋を利用すれば12分程度で移動することが可能です。
ボニファシオ・グローバルシティの交通移動手段の規制によりエリア内の移動は主に車やタクシーですが、エリア内では様々なルートを走るバスが運行しています。フィリピンでは珍しく、時刻表通りに運行し、バス停で乗り降りする乗車スタイル。キャッシュレス決済を利用することができ、運賃は12ペソと利用しやすい価格である点も魅力です。
ボニファシオ・グローバルシティの中心には、歩行者天国になっている緑豊かなメイン通り「ボニファシオ・ハイストリート」が広がっています。きれいに整備された芝を囲むように、おしゃれなカフェやレストラン、人気ショップなど様々な商業施設が並んでおり夜までにぎわっているエリアです。有名な日本食店も数多く点在しています。
芝生にはベンチや遊具があり、子供連れのファミリーでも楽しく過ごせる環境が整っています。エリア付近にはウォールアートやオブジェも沢山あるので散策してみるのも良いでしょう。バリアフリーの工夫が徹底されており、ベビーカーなどでも安心です。
ボニファシオ・ハイストリートと同様に、緑が多く憩いの場となっているエリアです。丸い公園エリアの周囲は車で一周できるようになっており、高層コンドミニアムや飲食店、バーなどが立ち並んでいます。公園の中心には「The Trees」と呼ばれる、街で一番古い木のオブジェが立っています。犬の散歩や子供の遊び場としても活用されており、ジョギングをするのにもおすすめ。科学博物館やゴルフ場に近いエリアでもあります。
街の至るところで国内外アーティストによるウォールアートを見ることができるのもボニファシオ・グローバルシティの魅力のひとつ。壁以外に道路標識や信号機など意外なところにも描かれています。また、大小さまざまなユニークなオブジェも多数点在しています。澄んだ空気が流れるボニファシオ・グローバルシティで、アート探しをしながらの街歩きもおすすめです。
ボニファシオ・グローバルシティには、先進国に引けをとらない近代的なデザインと緑豊かな街環境があります。広い道路や芝生はきれいに保たれており、ポイ捨てのゴミを見かけることもありません。さらに街中に施されたアートやオブジェによって華やかさもプラスされており、世界中の人々から注目を集める結果となっているのです。
また、"グローバルシティ"という言葉通り、ボニファシオ・グローバルシティにはインターナショナルスクールや日本人学校など国際的な教育施設が集結しています。そのため子供のいるご家族の移住先としても人気があります。各国の大使館やグローバル企業も多く、日本に限らずアメリカやイギリス、オーストラリア、韓国、中国、インドなど、様々な国から人が集まる多文化社会地区となっているため、海外からの駐在員が適応しやすいという魅力もあります。
フィリピンのマニラ首都圏は、高度経済成長により世界中で人気が高まっていますが、中でもボニファシオ・グローバルシティは特に人気の高いエリアのひとつです。生活環境が整っていることもありますが、日本人駐在員が数多く暮らしていることも大きなポイントといえるでしょう。
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