不動産を売却しようとする際、不動産会社の選定も大事ですがどんなに良い会社を選んでも不動産会社の担当者が優秀でなければ意味がありません。
逆に言えば、不動産売却の成果は不動産会社の営業マンが有能な人物であれば、会社は二の次とさえ言えるのです。ではどうすれば、不動産売却を成功に導ける、優秀な営業担当者と出会えるのでしょうか。この記事では「良い営業マンか否か」を判断するポイントをお伝えします。
1.不動産売却：結局は営業担当者次第
不動産を売却する際、不動産会社選びと営業担当者選びのどちらが、物件を高く売るために重要になってくると思いますか？
答えは営業担当者です。
その理由は以下の２つです。
①不動産売却：実際に見るのは担当者
あなたが売却しようとしている不動産物件を実際に見るのは不動産会社担当者であり、不動産会社ではありません。
現場で実際に見て判断してくれる担当者が優秀でなければ高く売れる物件も安く買いたたかれてしまいます。
②不動産売却：実際に売るのも担当者
あなたの希望を聞き、希望に沿った買い主を探してくれるのも担当者であり、会社ではありません。
不動産売却をする際、どんなに規模が大きくて資金力のある会社であったとしても、担当者が無能ではよい買い主を見つけてくることはできません。
2.有能な不動産会社営業マンが持つスキルとは？
では、実際に不動産売却を成功させる優秀な不動産会社の営業担当者とは、どのようなスキルを持っている人なのでしょうか。
最低限持っていなければならないスキルは以下の3つです。
①不動産売却のみならず、不動産全般に関する知識
言わずもがなですが、高い不動産知識は必要です。
不動産売却を担当するのに担当者に知識がなければ、あなたの物件のセールスポイントなどを正確に買い主に伝えることができません。
これでは不動産売却を成功させることは不可能です。
②高いコミュニケーション力
高いコミュニケーション能力がなければ、複雑な不動産の知識を分かりやすくあなたや買い主に伝えることができません。
不動産業界には多くの専門用語がありますし、それをかみ砕いて伝える力も必要です。
買い主があなたの物件の魅力を正確に理解することができれば高く売れることにつながるわけですから、不動産売却の担当となる人物が高いコミュニケーション力を持っているかしっかりと見極めなければなりません。
3.段取り力
意外と見過ごされがちですが、段取り力も重要です。
不動産売却は長い取引になることもありますので、常に段取りよく進めてもらいストレスなく行いたいもの。
どんな時も取引の次のステップを見据え、「印鑑証明がいずれ必要になるので、事前に印鑑登録しておいてください」と言っておいてくれる担当者と、いきなり「明日、印鑑証明を持ってきてください」と言う担当者だとどちらがいいか、もうお分かりですよね。
4.良い不動産会社営業に求められる条件
スキルについて詳しく述べましたが、それ以外にも良い不動産会社担当者を見極めるのに大事なポイントがあります。
①急かさない・煽らない
不動産売却のタイミングを急かしたり、煽ったりしてくる担当者は論外です。
「いい買い主がいるが値段を下げて早く売らないと、他の物件を買われてしまう」。
このようなトークで早く売らせようとする担当者は、より多くの物件を担当することで成功報酬を少しでも多く稼ごうと考えている可能性が高いです。しかし悲しいかな、不動産業界にはこのような営業マンが多くいるのが現実です。
不動産売却は、時間がかかるケースも多いからこそ売り手と担当者の信頼関係も重要です。少しでも急かしたり、煽ったりして来た場合は不動産会社を替えてしまうのも手です。
良い担当者は成功報酬に目が眩んでいませんのでじっくり、ゆっくりとあなたと付き合ってくれるはずです。
②不動産売却における希望をしっかり理解してくれる
良い担当者はあなたがいつ売りたいのか、いくらで売りたいのかなどをしっかりと理解してくれます。
それがあなたの満足＝不動産売却の成功につながるからです。
希望をしっかりと理解してくれている担当者なら、値段を下げるよう要求してきたり、早く売るよう急かしたりすることもないでしょう。
もう一度言います。
不動産売却の担当者に不満があるならば、不動産会社を替えてしまった方がいいです。
まとめ
あなたの人生を左右する可能性すらある、不動産売却。失敗すれば数百万円、あるいはそれ以上の損失が発生してしまうかもしれません。だからこそ信頼のできる不動産会社担当者を選びたいもの。一朝一夕には売れない不動産だけにお付き合いも長くなる可能性があります。
気持ちよくスムーズに不動産を売却するために、そして残りの人生一生後悔しないためにも、良い営業マンを探し当て、賢くより高く不動産を売却しましょう。