• Area Market / 長野 / 軽井沢
  • 2021年09月28日

【軽井沢】2021上半期トレンド 『6つの別荘エリアマーケット動向』 VOL.3

リゾート・別荘

※全3回記事のVOL.3となります。

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[CONTENS POINT]
●2021年本格的に動き始めた富裕層
●別荘地ならではの「品薄の理由」「相場上昇」
●売り出し物件が増える兆し・エリア別の探し方

軽井沢の主なエリア

【旧軽井沢エリア】

「古くからの政財界人や国内外の資産家など、本当の富裕層といわれる方々が住まわれる歴史あるエリアです。名門『旧軽井沢ゴルフ倶楽部』の発祥の地でもあり、軽井沢はゴルフコースを中心に別荘地が発展した側面もあるので、『鹿島の森』エリアなどには、軽井沢を代表するような自然と調和した美しい別荘が凝縮されています。

 

ただ、歴史ある方々の所有不動産だけに、相続のタイミングなどに期待、といった感じで流通は非常に少ないです。

 

相場は2019年の土地坪単価で50万円程度だったものが60~65万円に上がっています。4~5億円の別荘が主流ですが、軽井沢で10億を超えるものはこのエリアの別荘が大半というぐらい、軽井沢を代表する別荘地なので、その相場観は正確には示しづらいですね」

旧軽井沢の邸宅

【南ヶ丘エリア】

「軽井沢ゴルフ倶楽部を中心に別荘が立ち並ぶエリアです。旧軽井沢エリアのように、生い茂った森にひっそり佇む別荘イメージです。中心部は旧軽井沢エリア同様、ハイグレード別荘は探しづらいですが、中心から多少外れたエリアでは建売別荘の開発もみられます。土地は比較的探しやすいと思います。

 

相場は2019年の土地坪単価で30~35万円程度だったものが、45万円以上に上昇中です」

「南ヶ丘デザイナーズ Villa」

【中軽井沢エリア】

「千ヶ滝や『星野リゾート』、『軽井沢マリオットホテル』があるエリアです。傾斜があるので眺望を満喫できます。軽井沢はリゾート地の開発が進み、人の動きもにぎやかになってきていますが、千ヶ滝エリアはまだまだそうした影響が少なく、原生林が立ち並ぶ大自然と静寂さに恵まれています。避暑地とはいえ、昨今温暖化の影響が懸念されますが、この地の夏の涼しさはひとしおです。

 

相場は2019年の土地坪単価で10~15万円と値ごろ感があるので、広めの土地を入手して、手つかずの大自然を生かした別荘ライフを送るのに適しています」

「ART HOUSE」

【南軽井沢エリア】

「軽井沢の中心部から離れますが、今注目の風越学園に近いエリアです。幼稚園と義務教育学校からなる12年間の幼小中混在の私立学校ですが、寮がないこともあり、家族で移住される方もいるといいます。別荘は1~2億円台のものが探しやすく、新興住宅地として、新築や築浅のものもあります。

 

今後、さまざまな開発が進むので、『新たな価値が生まれる』軽井沢エリアとしても注目です。土地坪単価は20万円前後で、今後も上昇が見込まれます」

「南軽井沢の邸宅」

【追分エリア】

「江戸時代、軽井沢、沓掛、追分の宿場町があり、最もにぎわったのが追分です。歴史ある土地で、田畑や農家があり、当時の面影を残す茶屋や建物も散見される趣のあるエリアですね。自然と調和したおしゃれなレストランやカフェなどもあり、観光地としても人気です。

 

別荘は比較的探しやすいです。土地坪単価は5万円程度だったものが10万円前後に上昇傾向で、昨今の軽井沢ニーズもありまだまだ上がってくると思います」

「軽井沢GARDEN VILLA」

【御代田エリア】

「隣町に重なりますが、軽井沢の主流とは少々趣が異なるのが御代田エリアです。野生の手つかずの大自然の中に、『御影用水』があって、浅間山の眺望もここからだとインパクトがあります。

 

こうした御代田エリアの自然との調和を第一に、ここ数年で、愛犬と愉しめる『レジーナリゾート軽井沢 御影用水』などの上質なホテルや施設が散見されるようになりました。2021年3月には、美食家の理想郷といわれる『THE HIRAMTSU 軽井沢 御代田』も開業しました。ここでは食事からさまざまなアクティビティまで、すべての体験をひとつのフルコースとしてつなげて提案するそうで、ホテルは、6万㎡超の土地に客室37という非常に贅沢なものです。

 

中軽井沢同様に、こちらも独自の進化で注目のエリアです。土地坪単価5万円前後からで、1億円以上の別荘が点在します」

「御代田オーナーズヒル軽井沢」

最後に、軽井沢の別荘マーケットには、今後、どんな動きが出ると考えますか。

「先にもお伝えしたとおり、今後コロナ禍の収束や海外への渡航がしやすくなると、マーケットに動きが出ると思います。すでに『高く売れるなら今売ろう』と査定依頼される方が増えていますので、これらの別荘がマーケットに出てくる可能性はありますね。

 

いわゆる軽井沢ブーム後の相場を気にされる方もいますが、軽井沢ブランドは『景観が保たれた高級別荘地として長い歴史がある』こと、『富裕層オーナーを中心とした強固なコミュニティがあること』など、ほかにはないステイタスがあるため、別荘地としての価値は損なわれずに維持されると思います。

「御代田オーナーズヒル軽井沢」

また、富裕層に限らず、やはり軽井沢のもつ大自然には大きな価値があります。

 

自然の中での教育に価値を見出して定住される方、リモートワークやワーケーションの環境を快適にしたい方など、新たな層が軽井沢に集まってきています。これまではどこか『特別な人やリタイヤ後の別荘地』といったイメージもあったかと思いますが、今後は、『軽井沢の自然を軸にしてよりよいライフスタイルを模索する』、あらゆる世代の移動が増えるのではないでしょうか。

中央区銀座2丁目にあるList Sotheby’s International Realty銀座オフィス

軽井沢中心部の別荘地だけでなく、山深い軽井沢の可能性もまだまだあります。

 

高低差がある土地では他と目線があわないプライバシー性も高く、よりダイナミックなドッグラン、子どもたちを遊ばせる環境など、自分たちらしい居場所をつくることができます。日本人だけでなく外国人も含め、年々注目が高まっています。個人の別荘だけでなく、社員で自由に使えるサロン的な邸宅を建てる企業も見受けられます。軽井沢の上質さは変わらず、これからはあらゆる角度でのポテンシャルが開花していくのではないでしょうか」

 

ありがとうございました。

※全3回記事のVOL.3となります。

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文責:Exceptional Life編集部

 

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