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2021年09月28日

【ニセコ】実は少ない『スキーIN・スキーOUT』の探し方／海外投資家が注目する５つのコンドミニアム　VOL.１

リゾート・別荘

2000年代から急激に開発が進み、今や「パウダースノーといえばニセコ」といわれるほど、スキーリゾート地としての地位を確立したニセコ。

「まるで海外のよう」といわれるグローバルタウンでもあり、今後も、2025年（予定）ＪＲ北海道新幹線延伸により、東京都心から約4時間半でのアクセスが可能になるなど、ますますその存在感が高まります。

今回は、スキーリゾートをさらに謳歌するための「スキーイン・スキーアウト」に焦点を当て、おすすめコンドミニアムをご紹介します。ニセコエリアを担当する弊社List Sotheby’s International Realty銀座オフィスの鄭成漢（てい・せいかん）が語ります。

※全2回完結記事になります。

VOL.2はこちら

［CONTENS POINT］
●「スキーイン・スキーアウト」とは何か
●おすすめコンドミニアム5選
●投資家注目の新着コンドミニアム情報

まず、「スキーイン・スキーアウト」物件とはどういうものですか。

「簡単にいいますと、建物の庭先にすぐゲレンデがあるイメージですね。スキー板やスノーボードをはいたまま、『すぐにゲレンデに出られて、戻ってこられる』。リゾート地のプライベートビーチのように、『プライベートゲレンデ』のようなものといってもいいかもしれません。

スキー場の規模が大きいヨーロッパでは一般的ですが、日本では2017年に開業した『星野リゾート　トマム・ホタルストリート』の『スキーインスキーアウトヴィレッジ』でその言葉が知られるようになりました。小さなお子様がいるご家族にとっても、移動時の負担が減るなど、メリットがありますね。

ただ、『スキーイン・スキーアウト』といっても、施設の敷地を出て、歩いてゲレンデに出るものと、『部屋(テラス)からすぐにゲレンデ』のものがあり、後者の物件は数が限られます。本当の意味でのダイレクトな『スキーイン・スキーアウト』物件は希少といっていいと思います」

建物からダイレクトにゲレンデに出る「スキーイン・スキーアウト」のイメージ

少し、ニセコエリアについて教えてください。

「ニセコは新千歳空港から車で約2時間、小樽や札幌からも１～2時間の距離に位置する、倶知安町とニセコ町を軸としたスキーリゾートエリアです。標高1,308mの山『ニセコアンヌプリ』に広がる、『ニセコHANAZONOリゾート』、『ニセコアンヌプリ国際スキー場』、『ニセコビレッジスキーリゾート』、『ニセコマウンテンリゾートグラン・ヒラフ』の４つの連なるゲレンデがその中心にあり、通称『NISEKO UNITEＤ』と呼ばれています。

ちなみに『ニセコマウンテンリゾートグラン・ヒラフ』のゲレンデに近い『ひらふ』は、一番開発が進んでいるニセコの繁華街ともいえるエリアで、多くのコンドミニアムやカフェ・レストランなどが集中しています。外国人観光客が多いので、英語表記や日本語が堪能な外国人スタッフも多く、北海道のグローバルタウンといってもいいですね。

今後は、2025年に北海道新幹線の『倶知安町』駅開業（予定）があり、東京からニセコエリアに約4時間半でアクセスできるようになります。2030年の札幌冬季オリンピックの招致活動などもあり、都心にお住まいの方にとってもより身近なスキーリゾート地になってくると思います」

ニセコエリアの主なスキー場。「ニセコ」とは、岩内町、共和町、倶知安町、ニセコ町、蘭越町からなる山岳地帯の総称。俱知安町、ニセコ町が観光の中心エリアになっています

では、ニセコには「スキーイン・スキーアウト」できるコンドミニアムはどれぐらいありますか。

「私が把握している範囲になりますが、ニセコエリアには300件以上のコンドミニアムがあり、ラグジュアリーコンドミニアムに絞ると、いわゆる『スキーイン・スキーアウト』物件はホテルも含め10件あるかないかだと思われます。

ここではおすすめコンドミニアムとして『綾ニセコ』、『パークハイアットニセコHANAZONOレジデンス』、『Skye ニセコ』、『木ニセコ』そして最後にダイレクトにスキーイン・スキーアウトができる『MUWA NISEKO』をご紹介します。

いずれもコンドミニアムは、外国人をメインターゲットとしたものなので、デザインもダイナミックでラグジュアリーなものが多いですし、各種サービスもグローバルスタンダードです。また、長期滞在に配慮した、キッチンなどの水廻り設備、洗濯機なども完備されています。

念のためですが、ご紹介するコンドミニアムのお部屋すべてが『スキーイン・スキーアウト』というわけではないのでご了承ください」

「スキーイン・スキーアウト」5つのおすすめ物件

【１．AYA NISEKO／綾ニセコ】

「2016年に開業した、羊蹄山を一望するニセコエリア最大級の高級コンドミニアムです。
ラグジュアリースイートの『レジデンス』は、お部屋からそのままゲレンデにアクセスできる『スキーイン・スキーアウト』です。

『AYA＝綾』という言葉のように、日本の伝統色や和紙が、空間に美しい彩りを添え、さらに100以上のアート作品が展示されるなど、和の贅沢な雰囲気が魅力です。また、『ニセコマウンテンリゾートグラン・ヒラフ』が目の前に広がり、人気のレストラン・カフェが集結したひらふエリアも徒歩圏内と好立地です」

【物件概要】
■所在地：北海道虻田郡倶知安町

■構造：鉄筋コンクリート造地下1階付6階建

■総戸数：79戸

■築年月：2016年11月

「綾ニセコ」

【２．SKYE NISEKO ／スカイニセコ】

「約8年に渡る大規模プロジェクトとして2018年に開業した高級コンドミニアムで、
施設内のスキーバレーから専用エレベーターで直接ゲレンデにアクセスできる『スキーイン・スキーアウト』が特徴です。設計・デザインやインテリアデザインは、「Architectus」（オーストラリア）、「Wilson Associates」（アメリカ合衆国テキサス州）、「Pike Withers」（オーストラリア・シドニー）といった実績あるグローバル企業によるものです。

2019年オーストラリアで開催された『ワールドスキーアワード』では、世界のベストニュースキーホテルTOP３（世界の新設ホテル部門）にランクインしました」

【物件概要】
■所在地：北海道虻田郡倶知安町

■構造：鉄骨鉄筋コンクリート造地下2階地上6階建

■総戸数：129戸

■築年月：2018年12月

「SKYE NISEKO」

【３．Park Hyatt Niseko Hanazono Residences／パークハイアットニセコ花園レジデンス】

「2020年に開業した、ハイアットグループの最高級ブランド『パークハイアット』のコンドミニアムです。スキーイン・スキーアウトの100室のホテルと、100以上のコンドミニアムからなります。北海道では、世界的なラグジュアリーブランド初のコンドミニアムといわれています。
ニセコの自然に調和したコンテンポラリーデザインの空間や、館内のアート、鉄板焼きや中華などの多彩なレストラン、バー、カフェが充実しています。2019年にはＧ20観光大臣会合も開催されました」

【物件概要】
■所在地：北海道虻田郡倶知安町

■構造：鉄骨造一部鉄筋コンクリート造地下2階地上8階建

■総戸数：113戸

■築年月：2019年12月