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【シンガポール】不動産の買い方~物件購入までの流れと注意したいポイント~

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【シンガポール】不動産の買い方~物件購入までの流れと注意したいポイント~

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シンガポールは東京23区より少し大きい程度の、小さな島国。一方で富裕層の移住が多く、優秀な人材の受け入れや育成も活発で、アジアでは最も豊かな国のひとつです。治安の良さや世界最高水準の医療サービスなど生活拠点としての評価も高く、シンガポールでの不動産購入を考える人は多くなってきています。本記事では、シンガポールで物件を購入する際に注意しておきたいポイントをまとめつつ、不動産の買い方を4つの手順で解説します。

◇シンガポールで物件を購入する時の注意点

シンガポールは、もともと物件の購入に関して規制が少なく、不動産投資にも有利とされていました。しかし近年では外国人よりも自国民を優先する政策がとられているため、注意しておくべきポイントがいくつかあります。国の方針を理解しつつ、不動産事情を把握した上で購入を検討しましょう。

外国人が購入できる物件に制限がある

シンガポールの限りある土地は国にとって重要な資産であり、外国人の物件購入に対しては一定の制限が設けられています。原則として、外国人は土地や土地付きの一戸建て、HDB(シンガポール国民のほとんどが住んでいる公営住宅)などの購入は認められていません。購入可能なのは、高級分譲マンションであるコンドミニアムやアパートメントです。ただし、1棟丸ごと購入することは不可とされています。また外国人の永久所有物件の購入は可能ですが、コンドミニアムの所有権の多くは、購入しても99年や999年などのリースホールドとなっている傾向があります。

外国人にはより高い印紙税が課せられる

シンガポールで不動産を購入する場合、物件の価格に応じて1~4%課せられる印紙税と、急上昇している不動産価格を抑えるために導入された追加印紙税の両方を支払う必要があります。元々、外国人が不動産を購入しようとするとシンガポール国民や永住権保持者よりも税金が高くつきますが、。2023年4月追加印紙税率が30%から60%に引き上げられました。これにより外国人によるシンガポール不動産購入ハードルがかなり高まりました。

物件の販売価格が高め

高額といわれがちなシンガポールの不動産価格。世界の主要都市の中では3番目に高いというデータが報告されています。シンガポールの不動産価格は上昇を続けており、外国人が購入できるコンドミニアムはもともと高額ですが、現在は更に不動産価格が高騰しています。また、日本では基本的に物件は古くなるにつれて不動産価格が低下していきますが、シンガポールでは古い物件でもそれほど価値は下がらない特徴もあります。

利回りが低い

自身で利用する目的ではなく、不動産投資の目的で物件購入を検討する場合は利回りも重要ポイントですが、シンガポールでは物件にもよりますが利回りは2~3%ほど。日本と比べてとても低い現状があります。さらに税金の支払いも上乗せされるので、シンガポール不動産でインカムゲイン(賃貸に出すことで継続的に得られる家賃収入)を得るのは難しいでしょう。しかし不動産価格は上昇傾向にあるので、購入後に売却をすることでキャピタルゲイン(不動産売却により得られる売却益)を得られる可能性があります。

将来、売却を考える可能性があるなら注意したいこと

物件を所有して間もないうちに転売をすると、売却印紙税という税金がかかってしまいます。取得から3年を超えると税金がかからなくなるので、売却も視野に入れて物件を購入する場合は売るタイミングに注意しておきましょう。また、転売がしやすい物件かどうかも踏まえて物件購入を決めることも大切です。好みの物件でも、あまり活発に売買されていない価格帯のものだと転売が難しくなってしまう可能性があります。

◇シンガポールで物件を購入する手順

ここからは、シンガポールでの不動産の買い方を4つの手順で解説します。手順ごとに気をつけたいポイントもまとめているので参考にしてみてください。

①住宅ローンの確認をする

物件を決める前に、住宅ローンが組めるかどうかを事前にチェックする必要があります。大抵の場合は、物件を紹介したエージェントから銀行の住宅ローン担当者や弁護士を紹介してもらえます。シンガポールで外国人が住宅ローンを組む場合、さまざまな条件があったり築年数などによってローンを組める金額が変わったりします。物件を決めて手付金を支払ってしまう前に、住宅ローンを組むことができるか、できる場合はどの程度組めるか、よく確認するようにしましょう。

②購入する物件を決める

住宅ローンに関して確認した上で希望の物件をいくつかピックアップし、購入したい物件を決めます。

物件を決定する際には、周辺環境もあわせてチェックするのがおすすめです。物件付近の交通状況や医療状況などをしっかりと確認しておきましょう。また、シンガポールは雨季の時期を除くとほとんどが真夏日の炎天下で、土砂降りの雨も降りやすい地域です。最寄り駅やショッピングモールまでの道のり次第では生活しにくい状況となってしまいます。詳しい周辺情報をエージェントに確認するなど、情報収集してみましょう。

③購入手続きを進める

購入する物件を決めたら、まず購入価格の1%~5%の手付金を支払います。新築物件の場合は約5%、中古物件の場合は約1%です。また、契約書サインから2週間以内に印紙税・追加印紙税の支払いを済ませます。最後に、残りの金額の支払いです。シンガポールでの住宅ローン上限額は、物件評価額もしくは購入額のうち高い方の価格に対して約70%。つまり最低でも約30%は現金で支払う必要があります。ちなみに非居住者の場合は約55%です。現金は余裕をもって準備しておくと安心でしょう。また、ローンの最長期間は35年間です。

④内装や家具家電などを確認する

購入が決まったら、内装や家具、家電など、インテリアのデザインを好きなかたちに変更します。シンガポールでは、好みのデザインに変更することは一般的です。壁の色を変えたり、収納棚を増やしたいなど、変更したい箇所を確認しましょう。また中古物件の場合は、前の所有者のデザインがそのままになっています。違和感がなければ問題ありませんが、大幅に変えたい場合はリフォーム工事が必要になるので、入居までに数か月かかることもあります。

◇まとめ

シンガポールは土地が狭く、その価値が高いため、不動産物件の購入に関して自国民が優位になるような政策がより強く打ち出されています。それでも外国人にとって、シンガポールでの不動産購入は魅力的な面が多いものです。価格の相場や規制などを事前に把握しておくとスムーズでおすすめです。買う際には、住宅ローンや内装などに関してしっかりとエージェントに確認することも大切。慎重に検討や確認をして、後々トラブルにならないようにしましょう。

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