不動産売却に適した時期ってあるの?~金利・景気・市場の調べ方・購入希望者が増える時期は?~

せっかく満足した物件を購入しても、急な転勤や子供の成長によりライフスタイルの変化、また経済的な事情などの理由で、土地や建物などの不動産売却を考える場合があるでしょう。

そんな時には「少しでも高く」また「少しでも良い条件」で、不動産を売却したいですよね。

「今すぐに売らなくては!」という状況でなければ、少しでもお得に売れるタイミングを探してみませんか?この場合に、着目するべきポイントがあります。それは下記についてです。

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・不動産売却に適した時期・適さない時期
・住宅ローンの金利状況
・市場の景気動向

これらのポイントを気にせずに不動産売却を行うと、安い価格で取引をしてしまうどころか、なかなか売れずに途方に暮れるなんてことも。

今回は、不動産売却に適した時期を知る為に「不動産売却に適した時期・適さない時期」「住宅ローンの金利状況」「市場の景気動向」について、どのようにポイントを絞って見ていくかを説明させていただきます。

■不動産売却に適した時期・適さない時期とは?

不動産売却を行う際に、「高く売れる時期」というものはあまりありませんが、「市場が活発で売りやすい時期」「市場が停滞して売りづらい時期」という、季節的なタイミングはあります。

まずは「売りやすい時期」について見てみましょう。

■「不動産を売りやすい時期」
『人の動きが多い時期=需要が高い時期』

です。こちらについて、具体的にどのような時期なのかを詳しく解説いたします。

≪入学や転勤の時期≫

入学式・入社式が行われる4月に合わせて新居で生活を始める人は、数多くいます。

このタイミングで新居で新たに生活を始めたいという人は多く、そのような人たちは遅くとも3月中には引っ越しをしたいと思うはず。「3月は引っ越しをする人が多いので、引っ越し業者の値段があがる」ということを聞いたことがある人もいるでしょう。

この時期は良い物件は一瞬で売れてしまい、不動産売却にも適した時期と言えます。

年末である12月はバタバタと忙しい人が多いので、年明けから3月にかけた時期(特に2,3月)に不動産購入を考える人が増えるのが、下記のグラフからも分かります。

 

ちなみに賃貸の物件が一番多く探されるのも2月。入学や転勤の時期が控えている「1月~3月」は不動産売却を考えている人には狙い目なのです。

●売りづらい時期

不動産には逆に「市場の動きが鈍く売りづらい時期」があります。それは「連休の多い時期」で、具体的に言うと5(ゴールデンウイーク),8(夏休み),12月(年末年始)です。旅行に出かけている人が多かったり、日本全体が少しゆったりモードになっているのも理由かもしれません。もし売却がこの時期にかかりそうなら、あえて少しお休みするのもテかもしれませんね。

 ■不動産売却と住宅ローンの「金利」「消費税」の関係とは?

もし自分が不動産購入をする際に、住宅ローンの金利が「高い時期」と「低い時期」だと、どちらの時期に購入したいですか?

たいていの人が、住宅ローンの金利が「低い時期」に購入したいですよね。

つまり、低金利の時期には不動産購入をしたい人が増えるということ。逆に金利が上昇して高くなると、不動産購入を控えようと思う人が増えます。

住宅ローンの金利が低い時期には、多くの不動産購入希望者が現れるので、需要が増えます。その結果、不動産の価格も高くなる傾向があります。

逆に住宅ローンの金利が高い時期には、不動産購入希望者が少なくなるので、需要が減ります。このことから、不動産の価格も低くなりがちです。

これは当然消費税も同じ。どうせ買うなら少しでも安く買いたいのは当たり前なので、2019年10月の消費税増税前には駆け込み需要が見込まれます。

このようなことから不動産売却をしたい人は、住宅ローンの金利が低い時期・消費税の増税前が狙い目と言えます。

■不動産売却と「景気」の関係とは?

前項では、不動産売却と住宅ローンの「金利」の関係について説明いたしました。

この金利の変動は、景気と連動しています。

このことについて「景気が良くなる」ケースを例に挙げて、説明いたします。

■景気が良くなる

■世の中の金利が上昇する

・景気が良くなったことにより、人々の消費活動が活発になる

お金への需要が高くなり、金利が上昇!


■住宅ローンの金利も上昇し、不動産購入を控える人が増える

・不動産購入をする人は、ほとんどが住宅ローンを組むため、住宅ローンの金利が上がるということは、支払い額が多くなるということ。

このことから、「住宅ローンの金利が上がると、不動産購入を控える」人が増えます。


■結果的に、不動産売却がしづらくなる

・金利が上がると不動産購入の需要が減るので、不動産価格が低くなる可能性があります。

景気が良くなっても金利が上がらなければ当然不動産も売れやすくなるので、ちょっと景気が良くなってきたと思ったら金利をチェックし、売り時を逃がさないようにしましょう。

■まとめ 

不動産売却には「売りやすい時期」「市場が動かず売りづらい時期」があり、また金利など景気にも左右されがちなことが分かりました。不動産を急いで売却する必要がない人は、これらについてよく理解し、良いタイミングを探ることをおすすめします。

不動産の売却はかなりの金額が動きますので、できるだけ良い状況下で売りたいものですね。

 

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